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空前のテレビドラマ人気 小劇場出身の舞台役者が支えている

  見る人の幅が広がった原因を考えてみると脚本やテーマ設定も一因ですが、もう一つ。登場する役者や制作陣の「存在感」が作
用している、とは言えないでしょうか?ほんの少し前までは、「テレビドラマは女子どもが見るもの」「くだらないから話題にしな
い」と断定する風潮もありました。私のコラムにもそんな感想が寄せられたりしましたし。ドラマ視聴が男性にも広く根をおろしつ
つあることが、この夏の特徴と言えるのではないでしょうか。ドラマをめぐって今、世の中の気分やメディアの論調が変化しつつあ
る。その変化の早さにはちょっと驚かされます。
  堺雅人も、クドカンも、「どうでしょうclassic」ワールドを賑わせている松尾スズキ、荒川良々らクドカンファミリーも、あるいは渡辺
えり、片桐はいり、木野花、古田新太も共通項があります。それはみんな「小劇場」の出身者で、舞台で育ってきている、というこ
とです。「半沢直樹」の堺雅人。「あまちゃん」のクドカン。まさしく、余人をもって代え難い存在感を放っています。「この人で
なければ、この味は出せない」。 しかし、80年代頃から、その2つの世界を分ける境界線が溶解していったのです。つかこうへい、
野田秀樹、蜷川幸雄といったアングラ劇団出身の演出家が、テレビ系人気者をあえてキャスティングし始めます。そう思わせる個性
や存在感がテレビドラマの世界を奥深くし、また面白くしているのでは。宮沢りえも小栗旬も、そうやって生の舞台に上がり、アン
グラ戯曲を通じて磨かれ鍛えられていきました。
 かつて、テレビの中の人気者は、演劇舞台とは離れた場所にいました。もちろんその出身者が、メジャーなテレビドラマに出るこ
ともごくごく限られていたのです。特に「アングラ」「小劇場」と呼ばれるマイナー系(テレビ的大御所に対して)は、触ってもい
けないし踏み込んでもいけない、いわばアブナイ領域でした。

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